産地ウンチク探検隊 生産者が語る花に対する熱き思いをご紹介します。

2023年09月15日

Vol.140 真田フラワー様:千葉県 センニチコウ


ウンチク探検隊のある日の日記を見ると、

「かつて日本の花きマーケットにおいてこんなにセンニチコウが注目を浴びることがあっただろうか。現在センニチコウが大きな市民権を得ている。」

と走り書きが✎‪ꔛφ(・ω・`)
確かに、大田市場での仲卸通りでセンニチコウがこんなに存在感を放っていたことが過去にあっただろうか。あったかもしれないが、いまほどトレンドのアイテムとしてデザインされた素敵なブーケにセンニチコウが多用されていたことは恐らくないでしょう。
以前は確か切花では秋の彼岸で使われる仏花のイメージでしたが、いつからこんな風に使われるようになったのか。

センニチコウに何があったのか、まずは数字で見てみましょう。
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おいよー(•’Д’• ۶)۶ !!
2013年から2022年までの10年間で取扱金額が174%と増えています。大田花きにおけるセンニチコウの取り扱い本数はほぼ横這い(100%)ですが、金額ば増えた分マーケットが大きくなった、あるいは従来のマーケットから少し変化してきたことが窺えます。

国内の切花産出額は失われた30年と言われる日本経済とともに、右肩下がりに減少している中、この伸び方はどゆこと??
全体が減少している中、数量を維持するだけでも実質増えていることになるのに、この全体の動きを無視した空気を読まない感じの増加現象はナニ??
↓グリーンが国内切花出荷量(本数;農林水産省より)、んでピンクの棒グラフが大田花きに出荷されているセンニチコウの本数。
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国産切花は減少傾向が止まらないのに、センニチコウは右肩上がりなわけ。ないわー。

姉さん、事件です。
(姉さんてだれ??)
こりゃ事件に近い数字ですよ。

しかーも!フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA2022をセンニチコウが受賞しているではありませんか!生産者さんは、どれどれ??

「真田フラワー様」とあります。

ということで、(前説長かったな。すみません。)
昨今のセンニチコウのヒットのカギを握っているであろう真田フラワーさんにお話を伺うべく、9月某日に訪れました。

やってまいりましたのは千葉県南房総市。房総半島の突端の突端に位置する南房総市・・・の東の海側・・・の海外まであと1.5kmというココ↓
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大田市場からアクアラインを通って、車で1.5-2時間弱くらいです。

こちらは真田フラワーの真田和宏(さなだ・かずひろ)さん。花き生産の三代目です。
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◆基本情報:真田フラワーさま◆
生産品目:センニチコウ、スナップ(すべて施設栽培) 現在はセンニチコウがメイン
品種数:センニチコウ1品種(ローズネオンのみ)、スナップ5品種
生産面積:25棟、約1,500坪
労働力:真田ファミリー4人、常勤パートさん3人、季節の臨時パートさん
真田和宏さん:TUBEの前田亘輝さん似。特にくしゃッと笑われた感じが←※個人的印象です・・・が、共感してくださる方はきっと多いはず。
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先々代から花専業で三代目。
真田さんのお父上:オンシジウム、スターチス、ナノハナ、キンギョソウなど生産
真田さんの祖父様:キンセンカ生産/種苗販売など

ん?キンセンカ種苗販売??
もしかして??
と思いサカタのタネさんのカタログを開いてみると、
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↑あった。ありましたよ、「サナダ芯黒」。コレ真田さんのご祖父様の品種ですよね。
「そうだよ」
やはり。真田さんはTUBEのヴォーカル前田さんのようなふりをしていますが(いや、ふりはしていない)、実はめちゃくちゃ花き生産サラブレッド系のお方だったのです。

★センニチコウ
原産地:熱帯アメリカ
学名:Gomphrena globose
英名:globe amaranth
globeは「球体の」、amaranthはギリシャ語由来で「しぼむことのない」の意味。a(否定語)+maraino(「しぼむ」の意味)に由来しているので、「しぼまない花」。
※花といっても、花のように色付いている部分は苞にあたります。 本当の花はさっさとしぼんで、しおれて、花穂を形成する苞がいつまでもきれいに色付いているのです。納得の英名です。


★サナダセンニチは何が違うのか?

はい、真田さんにお話を伺う前に真田さんのセンニチコウ(以下、「サナダセンニチ」)は何が違うか、ポイントをご紹介しましょう。

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・花付きがいい
・花の輪数が揃っている
・花の高さが揃っている
・花がほどよい大きさで使いやすい
・日持ちの良さ半端ない
・茎がワイヤー
・花老け(はなふけ)がない
・枝が暴れていない
・使いやすい
・選別が良く、どの箱を開けても同じ規格、同じ顔をしている
(多すぎるので、以下省略でいいですか?)

・・・ ・・・ ・・・

はい、ここからはさらに重要です。圧倒的にサナダセンニチをサナダセンニチたらしめているのは、上記リストのうちのひとつ、

「茎がワイヤー」


茎が、鋼(はがね)でできたワイヤーなんです。
じゃなくて、ワイヤーのように丈夫な鋼(はがね)かと思うくらい堅い茎なんです。
いや、成分を調べれば植物と特定されると思いますが、目をつぶって触ると、間違いなくワイヤー。ぜひ触ってみてください。「百読は一触に如かず」と思われるはずです。
それが証拠にこちらをご覧ください。
サナダセンニチ、ドライフラワーバージョン。
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逆さにせずにこうなりました。
ていうか、逆さにする必要がないんです。「茎がワイヤー」だから。
ドライにする際、逆さにするのはその過程で水が抜けて、茎が柔らかくなり、頭がお辞儀しちゃうので、逆さにしておくわけですよね、フツー。
でもサナダセンニチはお辞儀しないので、このまま立てておくと、気づけばきれいなドライに仕上がっているのです。
そしてこの時点で触ってみても、やはり、

「茎がワイヤー」

ご唱和ありがとうございます。

まさにその名の通り、センニチコウ(千日紅)の千日間、色を体現したかのような発色と丈夫さ。
その秘密に迫っていきたいと思います。

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圃場にお邪魔しますと・・・

わーーーーーー
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あぢっ~


え、そっち?!
絵具で塗りつぶしたように圃場を埋める一面のセンニチコウのピンクに感動しつつも、何もしていないのに体中から噴出する汗がやばい。

「夏場は45度くらいになるよ」
こんなに風通しがいいのに?
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「今年の夏はもっと気温が高かったかもね」


この暑さの中でもこれだけきれいに花をつけるサナダセンニチ。
茎がワイヤーのコツは何でしょうか。

「水を切ることだよ。出荷前にあえて水をやらないんだ。」

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どのくらい水を切るのですか?

「3週間から1か月」

!!Σ(OωO )ビクッ!?
いッ、いッかげつ!? 想像以上のお答え。
え、?一滴も??

「一滴もやらない。肥料もやらない。なにもやらない。」


な、なにもやらないって。ほんとだ。圃場内、乾きすぎて地割れ起こしとる。
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まるで干ばつでひび割れを起こした大地のようではないか!Σ(OωO )!!

ウン探もこれまで数々の生産者さんの圃場にお邪魔しましたが、干ばつ級にひび割れしている圃場とか、見たことないんですけどぉー。
そんなに水を切って大丈夫なのですか?

「大丈夫。むしろ切らないとだめなんだ。
切らないと茎が水分を保って、柔らかくなってしまう。すると切花にした時に、使いにくいし、日持ちしなくなってしまうんだ。
それに、生産中も水を切り気味にすることで、側枝の伸びを抑えることができる。すると花の高さが一定に揃うんだよ」

なるほど、水を切ることで、花の高さも揃い、この帯のような景色があるわけですね。
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天花が草姿の中の一番高い所にくるように、側枝の成長を抑えて、花の高さを一斉に揃えます。側枝が伸びればそれだけ花の高さやサイズがバラバラになりますし、伸びる分茎も柔らかくなってしまいます。

「天花を一番高くして、そのほかの花の高さがだいたい揃えば、その方が使いやすいでしょ。
ハウスで水管理をしているということは、露地と違って雨水が当たらないから潅水をコントロールできるんだ。

花の高さが揃っているだけではありません。サナダセンニチの花穂、これまでのセンニチコウのイメージを覆すほど大きくないですか?しかも丸くて上品💗
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「大きすぎないほうが使いやすいでしょ。今の時期は大きくなりがちなんだけどね。」

あいやー、センニチコウってこんな花だったっけ???と思わせるくらいのインパクトです。
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「トマトの栽培で水を切ると栄養を蓄えるから甘くなるのと一緒で、センニチコウも水を切ると栄養を蓄えてこうなるんだよ。」
なるほど、水を切ることで花の高さもきれいに揃い、枝も暴れず、茎がワイヤー、花穂も大きくなるわけですね。
「下の方の葉を見てみて。もう黄色くなっているでしょ。
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これがお腹が空いているっていうサインなんだ。それでも水も切って、肥料も徹底的に切って、もうなにもやらない。」

Hungryyyyyy!!!( ꒪﹃ ꒪)ハラヘッタ・・・

まるで試合前に水を切って減量する細マッチョのボクサーのようです。
こうしてストイックに鋼の体を作り込んで、“あとは戦場で頑張れよ!”と送り出すわけですね。
そら優勝まちがいないでしょ☆・゚:*ネ兄【+・∀・+】イ憂月券*:゚・☆
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★なぜゆえにセンニチコウ?
それにしても、ウン探にはどうしてもわからぬことが・・・
単刀直入にいいますと、なぜ真田さんがセンニチコウを生産されているのかということ。トルコギキョウとか、ヒマワリとかスプレーマムとか、そういう大品目ならわかりますよ、ええ。
でも、TUBE前田さん的な風貌と「センニチコウ作っています」的なイメージが、あまりにもかけ離れて結びつかないのですが(・ω-;)
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「日本の夏は年々暑くなってきていることもあったし、暑さと乾燥に強い花がいいかなと思ってね。
1年目は3品種導入したけど、今はローズネオン一択に絞ったんだ。スプレータイプのローズネオンは1本棒よりも見栄えが良いし、発色もきれいだから、これ一つでいいかなと。」

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センニチコウの中でも、サナダセンニチ品種はローズネオン一択。
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はい、ここで補足説明いたします(〇-〇)〆
ありませんよ、フツー、ええ、ええ、草花1品目1品種で営農って、ないんですよ。かなりレアケースとお見受けしました。
どんだけヒットしているの!?そっくり返りますってヾ(゚Д゚*)ノ━驚━エ

「冬はスナップを作っているから、裏作として夏に生産するものを探していたんだよ。」
そもそも裏作だったんですか?このセンニチコウが・・・?

「うちの周辺で何軒かすでにセンニチコウを生産しているところがあったから、裏作にちょうどよさそーだし、センニチコウ作ろっかな~くらいの感じで始めたんだよ。2012年くらいからだったかな。」
真田さん… (* -∀-;)ご近所でも生産しているし、センニチコウにしよっかな~って、えっ!?
真田さんのセンニチコウ、大田花きにご出荷を始めていただいた2012年度から2022年度までのお取扱金額の伸びがフツーじゃないんですけど。
↓こちらをご覧ください。
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ちょ、えー!!surprised

“ご近所で作っていたからうちも裏作で作ってみました~”的な伸びとは思えないほど取扱金額が増えています。16,000%て数字的に合っているのかと思うくらい。いやそれが合っているんですよ、何度も何度も確認しました。
国産切花の出荷量減少に反してセンニチコウが増えていたのは、真田さんが牽引役であったかー!センニチコウは令和のヒット商品ですな。

「思うに、◎◎の花が作りたい、絶対これじゃないと!とこだわりが強い場合は、時代の移り変わりに対応できないときがあるよね。自分が作りたいものに思い込みが強くてのめりこんじゃうと、時代に合っているときはいいけど、合っていない時流の時には苦心をすることになってしまう。

それでもいい人もいるとは思うけどね。でもわたしの場合は、時代に合ったものをバイヤーのみなさんが使いやすいスペックに合わせて出荷するという道を選択しているだけなんだ。

だいたい、わたし、センニチコウが好きなわけじゃないし」

デマシタ。ホンネ(◉ω◉`)
ありがとうございます!!

「マーケットが必要としているものを喜ばれる品質で提供していくということが重要だと思っているよ」

真田さんの営農ポリシーですね。素晴らしいことだと思います。時代を見ながらその変化にシンクロしていく。時代が変わるからこそ、あえてこだわりを持たない。トレンドが変化するからこそ、品目に執着しない。

では花生産についてはどうでしょうか。

「特に花が好きというわけでもないよ」

ハイ、本日2度目のホンネ、毎度ありがとうございます(☆≧∀≦☆)ノ*◇*

「いまほど職業の選択肢もなかったしね。
南房総で花き生産農家の長男として生まれたら、将来はそうなるのかな~とぼんやり思って、なんとなくそうなったって感じ」

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時の流れに身をま~かせ~♬という感じでしょうか。
真田さんのご祖父さまが花生産を始めたのは戦前の昭和初期。このころは国内の食料調達もままならず、農業生産において花を選択するというのは珍しかったのではないかと思いますが、なぜご祖父さまは花を選ばれたのでしょうか。

「そもそも南房総市はその前から花生産が盛んでね。もうすでに花生産を始めていたんだよ。だから花を選んだのはごく自然なことだったんだよね」

ほんとだ、南房総市の市章はまさに花がモチーフになっています。
真田さんが花き生産のサラブレッドなら、南房総市は花き生産の聖地だったのですね。

花き生産するのも、センニチコウを選んだのも全く肩に力が入っていなくて、自然体で時代の流れにのって歩んでいらした印象です。
でも真田さんは、そこにこだわりはなくても仕事の内容と質には徹底的にこだわります。真田さんはたまたま花生産との出合があり営農されていますが、きっと花生産でなくてもその道を極めていたと思います。もうその徹底ぶりは選花場の美しさ一つをとっても表れています。

めちゃくちゃキレーーーーー(´。✪ω✪。`)✧*neat&tidy!
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ゴミひとつ落ちていないの、真田さんの選花場。床も作業台もワックスをぬったかのようにピッカピカで、ほんときれい。衛生環境は収穫した花の日持ちにも影響してきますから、この選花場を拝見しただけでサナダセンニチの品質の良さがわかるほどです。

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「作るからにはきれいにして出荷したい。どの箱を開けてもいつも同じ顔、同じボリュームの方がいいでしょう。そうでありたいし、そうでなくてはいけないと思っている。それを目指しているんだ。そうじゃなければプロではないでしょ。」


そこに拘るということですね。品目じゃなくて。
「品目はなんでもいいのwww」


ニコニコお話しされますが、目指すところは高く、お仕事に厳しく、プロ意識めちゃ強い。ここに真田さんの哲学が見えますね。


★サナダセンニチにファンが多い理由

聞いてみれば、真田さんがセンニチコウの生産で最も心を砕くのが、「数字に追われる」ことだそうです。
9月上旬、取材にお伺いした某日、真田さんのスマホからオリーブ(大田花きの受注システム)の画面を拝見しますと、9月の最終営業日29日の販売分までぎーーーーーーっしり注文が入っているではありませんか!
この数字を見るだけで、メンタルやられるくらい(´д`;;

注文するのはもちろん仲卸さんや生花店さんもですが、サナダセンニチのオーダーで特徴的なのは、スーパーや量販店さんが多いこと。
その理由を大田花きの草花担当ワタナベに聞いてみますと、

「きれいなまま長持ちするからです。
店頭で水下がりもしないし、傷みが後から出てくることもない。ゴミや虫も出てこないし、いつまでも元気だから無人の店頭でもケアフリーで、スーパーのバイヤーさんたちからメンテが必要ないと絶大な信頼を得ているのです」

納得の嵐。ですよね、ですよね。圃場や選花場を拝見すれば、納得ですよ、ホント。
どうりでフラワー・オブ・ザ・イヤーOTAを受賞するわけです。

真田さんのおうちに表彰状とカップを飾っていただいていました。ありがとうございます✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。ウレシー
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ご受賞について読売新聞にも載っちゃいましたしー。

房日新聞の一面にカラーでも掲載されました((•̤ᗜ•̤ॢ)✲*。ワァ〜♥︎
bonichi

真田さんにとってセンニチコウは?
「売れてくれてよかった~。
ブーム来てくれてよかった~☆」

いや、ブーム作ったの、真田さんですから。
次に真田さんが注目されている品目について伺いましたが、これまだここではナイショにしておきましょ(*´艸`*)


★まとめ

マーケットに「センニチコウはめちゃくちゃいい花」と思わせるそのヒットの裏には、南房総の真田和宏さんのボクサー体質に仕上げる完璧なまでの生産のこだわりがあったのでした。
サナダセンニチの存在があり、これまでの常識を超えた品質があるからこそ、バイヤーさんたちが仏花以外にもセンニチコウを常用するようになり、全国で生産が拡大していったというわけです。

でも真田さんにとっては、センニチコウじゃなくても良かったみたい。しかし真田さんとセンニチコウの偶然ともいえる出合いが、空前のヒットを生み出したのでした。
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海と夏のヒットソングを次々と出すTUBEの前田さんと印象が被りすぎな真田さんは、夏の花センニチコウヒットの立役者であったのです!

↓真田さんのご近所の海。
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そのクシャッとした柔らかい笑顔の持ち主は、めちゃくちゃ働き者で、めちゃくちゃ完璧主義で、新しいスタンダードを創るイノベーターでありながら、めちゃくちゃ自然体でお優しい方なのでした。


★サナダセンニチの月別出荷量はこんな感じ↓

真田さんセンニチ月別

★真田さんのスナップもよろしくお願い致します!
真田さんの営農の中で、いまやセンニチコウにエースの座を譲りましたが、今でも全体の中でいま4割くらいあります。
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八重品種「推し!」です。
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ハウスを埋めるセンニチコウ。空の青とセンニチコウの赤紫のコントラストがきれいです。
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【真田フラワー様の格言】

・水と肥料をきってハングリーな鋼のボクサーに育てよ!
 サナダセンニチをサナダセンニチたらしめている特徴は、ひとつに「茎がワイヤー」。
 地面が乾き、ひび割れするまで徹底的に水を切るべし。
 試合前のボクサー同様の手法で鋼の体ができあがる。これで優勝。
 ※あ、でもこれは真田さんの圃場の土質の場合ですよ。

・時代とトレンドが変わるからこそ、あえて品目に執着しない。是、真田さんの哲学也。

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↑真田さんの選花場に描かれていた小動物。

それではみなさま、ごきげんよう。

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文責・写真:ないとういくこ@大田花き花の生活研究所
※スナップなど一部の写真は真田フラワー様にご提供いただきました。