社長コラム 大田花き代表取締役社長 磯村信夫のコラム

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2019年08月19日

実行して初めてその先が見えるようになる。


 旧盆中の15日(木)から18日(日)まで、4日連続での休市となった。東京都中央卸売市場花き部において連続して休市となったのは、正月を除いて初めてのことである。東京都内の花き市場が検討を重ね、この時期に出荷のある産地や買参人とも意見交換、調整を行った。そして(一社)日本花き卸売市場協会に伺いをたて、業界内で了承が得られたところで、東京都の運営協議会で正式に承認された。

 「やる・やらない」を考えるだけならよくある話だが、考えただけでその場所にとどまっているだけでは何も解決しない。実行して初めてその先の見通しが拓けてくる。今回の4日連続の休市もそうだ。本日は四連休の休み明けで、産地や買参人にどの程度の影響があったか、実際のところはまだ分からない。「むしろ良かった。来年からもそうしましょう」という意見が今のところ多い。まず実行し、その後に省みるのだ。
 
 私にとって今回の休市は、日曜日まで含めて4日間も休めたので、歴史的な文脈での国のあり方や花き業界のあり方、農業や流通業のことについて、より長いスパンで思考を巡らせることが出来た。その意味で、細切れに時間を使わないで済んだことは有り難かった。


投稿者 磯村信夫 15:43