先日、夢に高校時代の通学路が出てきました。
私は高校時代は仙台で過ごしました。
当時は、自宅からバスや地下鉄を乗り継いで約30分。
さらに最寄り駅から30分ほど歩いて通学していました。
今思えばなかなかの距離ですが、当時はそれが当たり前でした。
懐かしさに誘われ、子どもを寝かしつけた後にGoogleマップで母校や通学路の周辺を見てみました。
老朽化していた校舎は建て替えられ、すっかりきれいになっていました。
一方で、街並みは意外なほど変わっておらず、
演劇部時代に舞台装置づくりでお世話になった金物屋さんも今なお営業されているようでした。
高校の近くには「大崎八幡宮」という大きな神社があります。
通学路は、その神社へ続くメインストリートでした。
毎年1月14日には、「松焚祭(どんと祭)」が開催されます。
その御神火を目指して参拝する「裸参り」は仙台の冬の風物詩として有名で、
白鉢巻きに白さらし姿の参拝者が、市内各所から神社を目指して歩いていきます。
裸参りの参加者は、口に「含み紙」をくわえているため私語を慎み、静かな行列をつくります。
ある年のことです。
ちょうど下校時間と裸参りの時間が重なってしまいました。
歩道は2人がやっと並んで通れるほどの幅。
その狭い歩道を、無言のまま整然とした裸参りの一団がこちらへ向かってきます。
私は建物側に寄り、列が通り過ぎるのを待ちました。
ようやく進み始めると、また次の一団。
また立ち止まって待機。
さらに進むと、また次の一団。
今度はコンビニの駐車場の前だったため、少し広い場所に避けることができました。
距離も取れたので、少し気まずさも和らいだのを覚えています。
Googleマップで見ると、そのコンビニも今なお残っていました。
結局その日は何度も裸参りの行列に遭遇し、帰宅が普段より1時間ほど遅くなったことを思い出しました。
懐かしい記憶をたどりながら通学路を見ていると、
近くにあった大学病院も当時のままそこにありました。

