親に掛ける最後の言葉➀

話題提供
余命わずかな親に掛ける最後の言葉って難しいですよね。
意識があるのに、「今までありがとう」ではおかしいですし…
18年前のことです。
父が余命宣告を受けた日からひと月半、週に2回会いに行っていましたが、
感謝の言葉も伝えられず、一緒にテレビを見るだけでした。
とうとう「今夜が危ない」と連絡が来てしまいました。
駆けつけると父は意外に元気でした。
それから数時間後のことです。
父 「お前の話はなんだ?」
私 「話?」
父 「話があって来たんだろう?」
私は、子供たちが今何に夢中になっているとか、頑張っているとか話ました。
私「皆のおかげで素直に育ったから、何にも心配している事はないよ。」
父「心配している事は無いんだな、良かったな。」
父は穏やかな表情になりました。
30分後、父の呼吸が少し乱れるようになりました。
母が泣きながら叫びました。
「お父さんありがとう」とか
「幸せだった」とか…
すると父は力を振り絞って
「うるせえ!!」
と怒鳴ったあと、数分で息を引き取りました。
母が寿命を縮めたような感じでしたが、最後に親父らしくて良かったです。
その母も92歳、癌の転移と認知症と闘っています。
母の話は②に続きます。
ロジスティック本部
神保