先日、大田グループ全社・全スタッフを対象に、無記名のアンケート調査を実施したところ、入社1年目の新人から各社役員まで、それぞれの立場から率直な意見が寄せられ、ポジティブなものから厳しい意見まで、多様な声が集まりました。まだ集計の途上ではありますが、大田グループの一員として事業に参画することへの誇りや、未来に向けて挑戦したいこと、年々高齢化が進む現場の実情、また、これから大田グループを担う若手スタッフからは、研修やマニュアルの充実を求める声もありました。
その中でも、今回特に感じたのは、人によって物事の捉え方が大きく異なるということです。同じ会社で同じ役割を担うメンバーの間でも、「方向性をもっと示してほしい」という意見がある一方で、「自らの考えを尊重し、チャレンジさせてほしい」という真逆の意見がありました。
これは筆者の趣味でもある写真撮影と似ているなと思いました。同じ場所で、同じ景色を撮影しても、出来上がる作品は全く異なる仕上がりである事が予想されます。撮影者が今見ている景色のどこに心が揺さぶられたか?何に感動したか?何に興味を持ったか?誰に伝えたいと思ったか?など。同じ感性を持った方は恐らくいないでしょうから、全てが正解であり、不正解は無いのです。
一方で、会社や生産者、生花店、そして花をもっと生活者の身近なものにしたいという情熱は共通しており、大変頼もしさを感じました。所感としては、今回のアンケートを実施して良かったと思っています。
調査については、「回答しても改善されなければ、かえって落胆する人が出るのではないか」と、実施に消極的な意見もありました。それもその通りだと思いましたが、筆者の強い想いで実施する事にいたしました。DXの進展やAI・IoTの普及で便利な時代になる一方、同じ釜の飯を食う仲間が何を見て、何を感じているのかを知り、対話を重ねながら納得感を共有し、共に前進していくことが不可欠だと考えているからです。分かり合えないこともあるでしょう。しかし、分かろうとする努力が必要であり、そこにこそ組織の成長がある筈です。
大田グループは生産者、生花店、そして流通に関わるすべての皆さまと、花のある暮らしを生活者へ届ける仲間でありたいと考えています。それぞれの役割を尊重しながら、同じゴールを目指してまいりたいと思います。そして、取引関係者との意思疎通の前に、社内メンバーとのコンセンサスが欠かせません。一人で出来ることはあまりにも小さいのです。今回のアンケートを通じ、良いタイミングで率直な対話の機会を持つことができました。寄せられた声を真摯に受け止めながら、得意分野を一層磨き、課題の改善につなげ、より良い組織づくりを目指してまいります。
Canon EOS 6D MarkⅡ/24-70mm F2.8 DG OS HSM|Art017/ISO1250/24mm/-1ev/f13/1/125s
萩原 正臣 9:00
