４月の花 オンシジウム
花言葉 うららか
活力を呼び覚ましてくれる花
3月中旬頃より寒暖の差が大きく、寒い日や雨の日が続き、サクラの開花が予想より遅れてしまった様に感じます。3月23日に高知市で開花宣言が発表されましたが、東京では、ようやく3月29日に靖国神社の標本木が5～6輪開花し、気象庁より開花が発表されました。昨年より15日遅れているようです。入学式の頃が満開になりそうですね。
さて4月はスタートの季節です。希望と喜びの中で新学期や新年度を迎えている方が多いと思います。
初々しい姿に思わず「頑張って!」と声をかけたくなります。
この時季、目に入るのが黄色い花。庭の雑草の間からクロッカスが顔を出しています。
クロッカスは春を告げるメッセンジャー。小さな植物の力強い生命力を実感します。
黄色い花は人の心を明るく伸びやかにし、全身の活力を呼び覚ましてくれるようです。
ラン科のオンシジウムもそのひとつ。
和名を「むれすずめらん」と小鳥が群れ飛ぶ様子にも見立てられた親しみのある名がついています。
中南米原産のこの花も、今ではシンガポールや日本でも改良が盛んに行われるようになりました。
小さな蝶が舞うように咲くオンシジウムは、眺める人の体を芯からあたため、新陳代謝を活発にする働きが
期待できます。胃腸系にも効果的なことから、緊張気味の胃を緩やかにし、体力維持にも役立ちます。
さらにオンシジウムは、生きる知恵をたくさん持った花です。原種はジャングルの樹の上に着生し、
水分や養分を体にたくわえる方法、動物から身を守る方法、子孫を残すためなどあらゆる工夫をしています。
花が長期間咲いているのもうれしいですね。
特にこの時期は、気分を新たにするためにも、身近に生命力の強い花を飾ることをおすすめします。
花が下から上へと順次咲き上がっていく姿を眺めていると、気力がわき出て、以前にも増し、元気なあなたになれるでしょう｡
鉢植えの場合は、カーテン越しに日の当たる窓辺などに、切り花の場合は、気温の低い場所に置くようにしてください。 花色は黄色系の他にピンク、白、紫、褐色などがあります。
<投稿者 片桐義子>