鉢物が売れすぎて警察署の取調室でしぼられた話➁

話題提供

前回の続きです。

対応してくださった刑事さんは、「いかにも」という雰囲気の方。
一切反論の余地がない話し方で、
「道路にはみ出すように花を並べて、それを避けた人が車にはねられたら、責任取れるのか?」
こちらは、ただただ謝って反省するしかありません。
さらに頭の中で「(やっぱり二段式の什器を用意しないといけないな…)」とぼんやり考えていたら、
「あんた、人の話ちゃんと聞いてるのか!」
と叱られ、室内の空気はさらにピリピリ。
その後、ノックの音がして別の刑事さんが登場。
「カツ丼来ましたけど、どうしますか?」
「持って来てくれ。」
「(まさか、もしかして、ドラマみたいに…)」と一瞬思いましたが、
当然ながら刑事さんご自身の昼食が届いただけでした。
(そんな訳ありません。)
その後、刑事さんはカツ丼を食べながらお説教を続けましたが、
ほんの少し、場の雰囲気が緩んだ取り調べに変わりました。
今となっては忘れられない思い出です。
その出来事をきっかけに、道路にはみ出さない売り場づくり、二段式什器の導入、
安全面を最優先にした陳列などを徹底しました。
結果的に売り場はすっきりし、売上も伸びました。
それ以来、「法律やルールを守ること」、「周囲に迷惑や危険をかけないこと」
を何より大事にしながら、職場は代りましたが真面目に仕事を続けています。
おかげさまで、あれから三十数年、前科ゼロ。
今振り返ると、あの時の経験も無駄ではなかったと感じています。
あの時のカツ丼には、ちょっと感謝しているかもしれません。
ロジスティック本部
神保