朝晩の冷え込みもだんだんと厳しくなってきました。
市場では早くも秋の草花に加え、年末や年明けに向けた商材の流通も始まっています。
そんな中、いつものように産地様からの出荷情報の登録を行っていると、この時期にも関わらず「十月桜」や「寒桜」の文字を見かけました。
調べてみると、「十月桜」は名前の通り10月～12月頃にかけて開花する二季咲きの桜なのだそうです。(※二季咲き…春と秋など一年に二回花を咲かせること)
お恥ずかしながら、こうしてきっかけがあって調べるまでは河津桜のように2月頃から開花する桜があることは知っていても、二季咲きの桜があることは知りませんでした。
十月桜は春先に咲くソメイヨシノ等と比較すると、花弁は小ぶりで花数も控えめなのだそう。華やかさには欠けるかもしれませんが、現在流通している紅葉の枝ものをはじめとした秋の商材と組み合わせると、日本の秋の風情や「侘び寂び」を感じられるかもしれませんね。
入社前は、寒さの厳しい冬は開花する花も少なくどこか寂しいというイメージがありましたが、こうして日々出荷情報に目を通していると、一年中たくさんの花が流通していることを知ることができます。
だんだんと日も短くなり暗い気持ちになる日が増えるかもしれませんが、季節の花々を楽しみ、二季咲きの十月桜からエネルギーを得て、私も日々頑張っていきたいと思います。
情報システム本部 渡邉