先日、近所のスーパーのお惣菜コーナーにおはぎがたくさん並んでいるのを見かけました。
いつもよりたくさん並んでいたので不思議に思っていると、どうやら秋の七草の「萩」にちなんで名付けられ、お彼岸のお供え物としてよく用いられるそうです。お彼岸という文化にあまり馴染みがなかったので知りませんでした。
私の中でおはぎといえば、母の実家に遊びに行ったときに祖母が作ってくれるごちそうです。中学生くらいになってからは一緒に作るようになったのですが、初めてお手伝いしたとき、祖母に「それ(炊いたもち米)、半殺しにしておいて」と言われ、とても驚いたのを覚えています。いつも優しい祖母から「半殺し」という言葉が出てきたことが衝撃でした。
おはぎにおいて「半殺し」とはもち米の粒を半分ほど残して潰した状態のことで、地域によってはおはぎ自体をはんごろしと呼ぶこともあるそうです。また、もち米の潰し具合によって「皆殺し」「全殺し」など様々な呼び方があるようでとても面白いですね。
おはぎの語源の萩は茨城の常陸大宮農協様よりご出荷がございます。9月下旬ごろまでとのことなのでお求めのかたはお急ぎくださいませ。今年はお彼岸が終わって落ち着いたら、祖母のところに遊びに行こうと思っています。そのときは全力ではんごろしにしてきます!(もち米をです。)
情報システム本部 佐々木