月見草という花をご存じでしょうか?
5月~9月の夕暮れ時から一晩だけ咲く花です。
月を見るように夜にだけ花を咲かせるなんて素敵ですよね。
以前、実家の庭に黄色い花を咲かせる植物がありました。
母からそれは「月見草」だと教えられ、夜に習い事から帰る途中車のライトに照らされて咲くその花をよく覚えています。
母から、月見草は花が開く瞬間に小さく「ポンッ」と音を鳴らすのだと教えて貰いました。
本当に?と疑いながらもいつかその音を聞いてみたいと思っていました。
月見草について調べてみると、花の色は白やピンクがあり、同属の待宵草(まつよいくさ)と呼ばれるものが黄色の花を咲かせるそうです。
実家の庭にあったのは黄色の花で丈も長かったのでおそらく「オオマツヨイグサ」だったのだと思われます。
ところがある日、それらは祖父に刈り取られてしまいました。
車で庭に入るときに大きく育った株が邪魔だったようで、草刈り機できれいにされてしまいました。それ以来、庭の待宵草を見ることはなくなってしまいました。
最近母に聞いてみたところ、生き残った株があったようで場所を変えてまた花を咲かせているとのことでした。
夕暮れ時に月見草の蕾を見つけたら、静かに耳を澄ませてみてください。
「ポンッ」と音が聞こえたらラッキーですね。
情報システム本部 川田(麻)