こんにちは!今回は情報システム本部のお仕事から、市場流通の中で入口としての役割を担っている「入荷情報作成」を掘り下げてご紹介します。
🌸 荷物が届く前に販売スタート!?
「えっ、まだ届いてないのに売るの?」と思われるかもしれません。実は、大田花きでは産地から送られてくる“送り状”の情報をもとに、荷物が市場に到着する前に販売を始めます。
この方法は、スピード感と効率性が魅力。市場に届いたときにはすでに販売が進んでいるため、流通がとてもスムーズなんです。
でも、リスクもあるんです…
もちろん、現物が届く前に販売するということは、いくつかのリスクも伴います。
•誤った情報を入力してしまうと、購入した商品が届かない…
•輸送中のトラブル(誤配・事故)で遅延の可能性も…
•品質劣化など、現物確認ができないことで起こる問題も…
近年はトラックドライバーの働き方改革や気候変動の影響で、輸送や品質管理がますます難しくなっています。
💪 それでも支える「産地のプロの努力」
そんな中でも、産地の皆さんはプロとしての努力を惜しみません。
•天候不順でも品質を保つための管理体制
•出荷時期の調整や生育の見極め
などなど栽培から輸送まで様々な工夫を凝らして日々ご出荷頂いています!
📈 入荷情報の精度は年々向上中!
現在はせりが月・水・金曜日に行なわれており、せり販売2日前の16:00には最終入荷数量の50%以上の情報がすでに作成されています。
また、5年前は全体の50%程度だったデータ取得率も、今では60%以上と情報精度も向上!
✨ 最後に
「入荷情報作成」は、地味な業務に思われるかもしれませんが、実は市場流通のスピードと信頼を支える重要な業務。産地のプロの努力と、日々進化する情報精度があるからこそ、現物が届く前でも安心して販売できるのです。
市場の裏側についてほんの一部をご紹介させて頂きましたが、少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。
情報システム本部 中村(恵)