経理の商売道具、電卓(正式名称:電子卓上計算機)についてお話したいと思います。
社会人なら誰もが一度は手にして計算したことのある身近な道具だと思いますが、実は日本が世界に誇れる技術の詰まった道具であることをご存知でしょうか。
CASIOかSHARP製の電卓をお持ちの人が多いと思いますが、両社は国内二大メーカーであると同時に、世界でも有数の電卓メーカーです。
国内メーカーの電卓が世界を席巻している背景には過去に国内で電卓戦争と呼ばれる熾烈な開発・販売競争が起きたという歴史があります。
1964年に早川電機(現シャープ)が日本初の電卓を発表したのですが、当時の電卓は重さ25kg、価格は535,000円(車1台分相当)で当然個人が簡単に購入できるものではありませんでした。
これが電卓の原点なのですが、最盛期には50社以上のメーカーが参入して小型化・軽量化・低価格化でしのぎを削った結果、他に類を見ないスピードで技術革新が進み最初の電卓からわずか20年程でほぼ現在の形・値段となり、あっという間に世界を席巻したのです。
この戦いに勝ち残ったのがカシオ計算機とシャープであったという訳です。
経理は毎日が計算との闘いなので電卓は欠かせません。
電卓の開発に携わった先人たちの努力には感謝しかありません。
毎日使う物なので電卓にはこだわりを持っています。
メーカーによってキーの配置や叩いた時の打感、機能、大きさ、カラーなど様々な種類がある中で色々と試した結果、出会ったのがSHARPの電卓で長年愛用しております。
ちなみに当社の経理メンバーはCASIO派が多数でした。
こだわりの道具というのは仕事の効率も上がるし、何より使っていて楽しいので是非こだわりの道具を探してみてはいかがでしょうか。
管理本部