八丈島の生産者・奥山完己氏の新品種、「八丈榊神沢(かみさわ)」と「八丈榊柃(れい)」 を2024年秋より発売

プレスリリース
2024年10月4日
株式会社大田花き
(JASDAQ:7555)

- 高品質なメリクロン苗の開発に成功!
生産性向上に期待の八丈榊 -

八丈島の生産者・奥山完己氏の新品種

「八丈榊神沢(かみさわ)」と「八丈榊柃(れい)」
2024年秋より発売

 大田市場花き部において中央卸売市場を運営する国内最大手の花き卸売会社である株式会社大田花き(本社:東京都大田区東海 代表執行役:磯村信夫)は、八丈島の生産者・奥山完己氏の選抜種を、種苗会社・株式会社ミヨシがメリクロン( 組織培養)技術で生産した苗「八丈榊神沢」と「八丈榊柃」を2024年秋より販売します。「八丈榊神沢」と「八丈榊柃」は、常緑小高木で葉色は光沢のある緑色が特徴です。メリクロン( 組織培養)技術の苗を用いることで生育期間が短縮され、生産性向上が期待されます。消費者に求められる榊を販売、流通させることで、榊を祀る日本古来の伝統文化を守り、また榊を日常の生活で飾る新しさも提案して参ります。
※参照:八丈榊チラシ

【八丈島で榊を作り続ける・奥山完己氏】
 日本では、古来より“先端が尖った植物は神様が降りたつ依り代(よりしろ)”と考えられていたことから、「榊」は神道(しんとう)において神様と深く関わりがある樹木とされ、神事や神棚には欠かせないものとされてきました。東日本では主にヒサカキを榊として使用しています。奥山完己氏は八丈島でヒサカキ生産を専業としており、「八丈榊」として出荷されています。国内市場の約9割が中国産と言われている中で、奥山氏の「榊」は高品質で知られています。「八丈榊神沢(かみさわ)」と「八丈榊柃(れい)」は、奥山完己氏の圃場で、数ある中から葉の光沢具合や木姿が良い榊を選抜したものです。

【メリクロン技術のトップランナー・株式会社ミヨシ】
 今回、国産榊の消費拡大に向けて協力いただく株式会社ミヨシ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:三好正一)は、花き、栄養野菜を中心とした育種開発、生産、販売を手掛ける種苗会社です。業界に先駆けてメリクロン(組織培養)技術の確立にいち早く成功し、どこよりも良質な苗を安定して供給しています。
 「八丈榊神沢(かみさわ)」と「八丈榊柃(れい)」は株式会社ミヨシのメリクロン技術を使い、均質で高品質な苗生産に成功したものです。

【高品質な八丈榊の供給を通じて、日本古来の伝統文化を次世代へ繋いでいく】
 「八丈榊神沢(かみさわ)」と「八丈榊柃(れい)」は2024年秋をめどに8,000株の販売を目指しています。志のある生産者に携わっていただき、消費者に国産榊の魅力を知ってもらうことに貢献したいと思っています。榊を祀る日本古来の伝統文化を守り、また、新しい飾り方の提案で榊の魅力を伝えてまいります。大田花きは生産と販売をつなぐ流通業者として、生産者や種苗会社とともに商品開発を行い、よりよい花きを消費者に届けるべく取り組みを進めています。

 株式会社大田花きについて

 株式会社大田花きは、国内トップの取扱量・取扱金額を誇る花き中央卸売市場です。商品の入荷・販売・セリ・出荷という従来の卸売市場業務を行うだけではなく、時代の変化に 対応し、IT化の推進、物流投資、買参人に役立つ物流サービスの展開等、様々な取り組みを推進しています。

株式会社大田花き 会社概要

◆商   号       株式会社大田花き
◆設   立       1989年1月
◆取締役会会長兼代表執行役社長   磯村 信夫
◆本   社       東京都大田区東海2-2-1
◆事業内容       花およびその加工品の受託販売ならびに購入販売
◆資 本 金        5億5,150万円 (2024年3月31日現在)
◆取 扱 高        300億2千万円(2023年3月期)
上場証券取引所 東京証券取引所 スタンダード市場(証券コード:7555)

株式会社ミヨシ 会社概要

◆商   号       株式会社ミヨシ
◆設   立       2013年 4月
◆代 表 者        代表取締役社長 三好 正一
◆本   社       東京都世田谷区八幡山2-1-8
◆資 本 金        9,000万円
◆事業内容       花卉を中心とした育種、開発、生産、販売が主業務

この件に関するお問い合わせ先
株式会社大田花き  営業本部 開発ユニット
武田 和博

〒143-0001 東京都大田区東海2-2-1
TEL 03(3799)5000   FAX 03(3799)1100