さて、4月1日には弊社でも入社式を執り行いました。本年度は新卒6名、中途3名(うち1名は6月頃合流予定)と、フレッシュな仲間を迎えることができました。学生から社会人へと立場を変え、報酬を受け取りながら事業に参画する「プロ」としての第一歩です。一日も早く社内の先輩と適切なコミュニケーションを取り、お取引先様のお役に立てる存在へと成長してもらいたいと思います。皆さまには、温かく、そして時には厳しく、愛情をもってご指導頂けましたら幸いです。
入社初日には社長講話の時間を設け、企業理念や、大田花きがこれまで大切にしてきた価値観についてお話しさせていただきました。特に伝えたかったのは、次の三点です。
一つ目は「意思表示を適切に行うこと」。 社交性の高い方は、話し上手・聞き上手であることが多く、営業職など人と接する機会の多い部門では、その力が活きる場面も多いでしょう。しかしながら、シャイな方が営業に配属されることも珍しくありませんし、そもそも業務を進めるうえでは、お取引先以前に社内での合意形成が不可欠です。だからこそ、話す技術・聞く技術と同じ、あるいはそれ以上に、「自分の意思を相手に伝える力」を高めてほしいと伝えました。分からないことを分からないままにせず、勇気をもって意思表示する。その積み重ねが、真のパートナーシップにつながります。
新入社員は真っ新な状態で入ってくるのですから、理解が追いつかなくても何ら問題はありません。むしろ、それを正直に伝えられる力を身につけることが、将来の大きな武器になります。生産者の皆さま、生花店の皆さまにおかれましては、ぜひお話していただき、その大切さをご指導いただければと思います。また、説明する側のスキル向上も重要です。「何か分からないことはありますか?」という問いかけだけでは不十分な場合もありますので、説明内容を話し返してもらうなどの工夫をこらす等、この機会にマネジメントスキルを磨いてもらいたいと考えております。
二つ目は「PDCAサイクル」です。 研修が進み、本配属となる部署が決まって役割が明確になります。最終到達点を理解し、いつまでに何を実現するのかを自ら考え、計画を立てることが重要になります。また、途中の通過点(KPI)を設定し、実行する。その際には、何としてでも達成するという思いと行動をもって取り組む。そして、その結果を評価・分析し、未達であれば理由を整理したうえで、次の打ち手を考えて上司や先輩と共有する。この一連のPDCAサイクルを、早い段階で自分のものにしてほしいと思います。
三つ目は、「愛され、褒められ、人の役に立ち、必要とされる人になろう」ということです。
人それぞれ価値観は異なります。自身の興味や欲求を持つことも大切ですが、大田花きの一員としては、関係者の皆さまから「愛され」「褒められ」「役に立ち」「必要とされる」存在を目指してほしいと伝えました。これらを意識して行動することで、周囲との信頼関係が築かれ、結果として仕事の手応えや達成感につながっていきます。
人は一人で仕事を完結させることはできません。主語を自分ではなく相手に置き、相手の期待や課題に向き合う姿勢を大切にしてもらいたいと思います。
講話後、澄んだ目で頷きながら話を聞く新入社員の姿を見て、良い時間を共有できたと実感しました。約90分のやり取りでしたが、育種研究に携わってきた人、仮想空間(メタバース)で花を創りPRしてきた人、オーケストラでチェロを奏でてきた人、バレーボールのリベロとして回転レシーブでチームを支えてきた人、ラグビーでチームのために闘ってきた人、将来福島県浪江町で生花店を開きたいと志を語る人など、多彩な背景を知ることができました。彼らが定着し、若い視点を社内外へ発信し、生産者・生花店の皆さまの期待に応えながら、会社と共に成長できる環境を提供すること。それが私たちの責務であると、改めて感じた次第です。
皆さま、今年入社した新入社員の今後の活躍をぜひお楽しみにしていて下さい。
Canon EOS 6D MarkⅡ/24-70mm F2.8 DG OS HSM|Art017/ISO640/56mm/0ev/f10/1/15s
萩原 正臣 9:00
