束の間の休息

その他
 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。陽気が目まぐるしく変わり、朝晩の冷え込みが本格化してまいりました。夏場の猛暑が遠い昔のように感じられます。今週は年末商戦に向けたブレークタイムとして、やや緩めのコラムをお届けいたします。

 大田花きでは春と秋の年2回、有志によるゴルフコンペを開催しており、参加者はグループ会社も含めて20~多い時には30名を超える賑やかな会です。先週末、2025年度秋のゴルフコンペが開催されました。小さなボールを追って林で森林浴をしたり、山登りのように足腰を鍛えたり、時には砂場で童心に返ったりと、束の間ではありますが仲間同士で和気あいあいと過ごし、英気を養う良い機会となりました。ベテランの方から「今日が初ラウンドです!」という猛者まで参加し、まさに親睦ゴルフそのものでした。

 筆者自身、入社当時の趣味といえば映画鑑賞くらいでしたが、先輩から声をかけていただき、未経験だったウィンタースポーツとゴルフを始めることになりました(もう20年以上前の話です)。まずスノーボードを勧められ、アメ横で道具一式を購入し、スキーの聖地「苗場」でデビューを果たしました。しかしその年は暖冬で雪が少なく、人工降雪機のフル稼働でようやく滑走可能な状態。買ったばかりのウェアは転倒のたびに泥だらけになり、何度も地面に頭を打ち、「何と無駄な出費をしてしまったのか…」と後悔が止まりませんでした。先輩に「楽しいだろう!」と言われ、『新鮮で楽しかったです!』と、会心の嘘ついたことを覚えています。今では頻繁には滑りませんが、機会があれば何とか滑れるようになりました。

 ゴルフも同じ先輩のお誘いで、アメ横で購入した9本セット(2万円弱)を携えデビュー。初回125打、2回目はなんと97打で回ることができ、「職業を間違えたか」と錯覚しました。しかしその後は110〜130打を行き来する日々。年に数回のラウンド、前日に練習場へ行く程度ではスコア云々語るのもおこがましい話です。ただ、最近はYouTubeで理論的なレッスン動画に出会い、理解が深まったおかげか少し改善し、現在は3回連続で100を切ることが出来ました。レッスンに通えば高額ですが、無料動画でこれならありがたい時代です。

 さて、今回の大田花き懇親ゴルフコンペ後は栃木県へ移動し、夜は星空、翌朝は渓流や滝、紅葉の撮影に挑みました。ニュースでは連日熊の話題が続いていたため慎重に下調べをしましたが、現地では夜間にジョギングを楽しむ方や、自転車で通勤されている若者もおり、全く問題なさそうでした。地域によって状況は大きく異なるのだと実感いたしました。正確な情報の収集が欠かせません。

 その日は宇都宮駅近くのスーパー銭湯で仮眠予定でしたが、早めに到着したためまず星空を撮影することに。「折角だから夜の滝と組み合わせて星を撮ろう!」と思い立ち、「龍門の滝」へ向かいました。夜の滝は静寂に包まれ、熊が出てもおかしくない雰囲気で少し緊張しながら数枚撮影してスーパー銭湯に戻りました。残念ながら滝の真上に街路灯が設置されており、周囲は真っ暗で、長時間露光に向かぬ構図である事を知り、深入りせずに明日に備える事にいたしました。この時に撮影したワンショットです。歩道の様子から人の気配がしないことが伝わると思います。
 

 翌日は那須塩原の「スッカン沢」へ。3回目の訪問です。途中で美しい朝日に出会い、早朝2℃の冷え込みでしたが、良い撮影が期待できる気配がありました。


 雄飛橋駐車場から、素簾の滝(それんのたき)→仁三郎の滝(にさぶろうのたき)→雄飛の滝(ゆうひのたき)→咆哮霹靂の滝(ほうこうへきれきのたき)を巡り、自然の中を散策しながら往復4時間の撮影となりました。


 最後に、紅葉の仕組みについて簡単に触れて締めくくりたいと思います。秋になると日照時間が短くなり気温が下がることで、植物は冬に備え葉を落とす準備を始めます。葉と枝の間に「離層」ができ、水分や養分の流れが制限され、光合成に必要なクロロフィルが分解されると緑色が薄れ、もともと含まれていたカロテノイド(黄・橙)が目立ちはじめます。さらに、葉に残った糖分が光に当たることでアントシアニン(赤・紫)が生成され、寒暖差が大きく日照が十分あると鮮やかな赤が生まれます。

 楓や桜はアントシアニンが多く赤くなりやすく、イチョウやカラマツはカロテノイドが多く黄色になりやすいといわれます。黄色は比較的安定して色づきますが、赤色は寒暖差や気象条件、土壌に左右されやすい特徴があります。

 昨今の長引く暑さは紅葉には好ましくなく、その期間も短くなっていると言われています。四季を感じられる日本に暮らす喜びをこれからも持てるよう、地球沸騰化防止に向けて一歩を踏み出さなければなりません。

Canon EOS 6D MarkⅡ/SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)/ISO100/38mm/-1ev/f13/30.0s

萩原 正臣 9:00