
6月の花 ネジバナ
花言葉 上昇
梅雨時は可憐な花で気分転換を
6月に入ると、北海道を除く各地に雨が降り続くようになります。梅雨入りの頃は冷えて湿度が高く、また後半は蒸し暑くなるため体調を崩しやすくなります。特に疲れがたまっている人、持病を持っている人にとってはつらい時季です。気分転換を上手にしたり、睡眠をしっかりとり、翌日の生活を快適に過ごせるよう心がけたいものです。
うつとおしい朝などに可憐な花に出あうとホッとした気分になることがあります。ネジバナに出あえた時もそうでした。花茎の上半分ほどに、淡紅色の花が下から上へねじれて咲く姿、右巻きまたは左巻きに咲くらせん状の花姿に心をうばわれ、しばし時を忘れてしまったほどです。
繁殖力が旺盛な野生ランの仲間で、万葉の昔から親しまれてきた花であることは、後で友人から聞きました。無理を言って数本分けて頂き、我が家のプランターに植えました。今では毎年顔を出し、楽しませてくれています。
おしゃれな花姿は、英名で「編み上げた淑女の髪」という素敵な名前が付けられています。花の質量は少なくスッキリした花姿は可憐で、楚々とした花姿は落ち着きをもたらしてくれます。炎暑の中でも凛と咲き、暑さで弱った体を癒してくれるようです。育てやすく初心者におすすめしたい花のひとつです。
<投稿者 片桐義子>