5月の花 ナデシコ~季節の変わり目の気分転換に最適~

片桐義子の花セラピー
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5月の花 ナデシコ
花言葉 つつましい
季節の変わり目の気分転換に最適

5月5日は暦の上では立夏ですが、4月中旬頃より20度以上の日があったり、真夏日があったりと気温の変化が大きく、あわてて冬物から春物へと衣替えをしました。緊張の中で新生活をスタートした人にとっては、生活に慣れ始め、少し疲れが出てくるころかもしれません。加えて暑さはストレスになり、さらに疲れやすくなります。気分転換をうまくしながら、明るい気持ちで過ごしたいものです。

そんな時に飾ってほしい花がナデシコ。
ナデシコとは、一般にナデシコ属の栽培種をいいます。
かわいらしい花姿とやさしいピンク色の花色が、見る人に安堵感を与えてくれます。

万葉集にも多くの歌人がナデシコの歌を残しています。日本では、エゾカワラナデシコ、ハマナデシコ、シナノナデシコなどが自生し、夏の野山を彩ってきました。自生のナデシコは、日本女性の代名詞になったくらいシンの強い花です。その後、明治の中頃にビジョナデシコが渡来し、盛んに品種改良が行われ、切り花や花壇などで人々を魅了しております。

切り花としては、帰宅して一番先に目に入る玄関やくつろぐ居間に5~6本、職場では緊張感から開放される洗面所などに2~3本飾ってください。花は次から次へと咲くので、咲き終わった花はこまめに摘み取り、水量は浅水にします。ちょっと気を抜くとバクテリアが発生して水が濁り、花もちが悪くなりますから、心をかけてあげましょう。育てやすいことから、庭や花壇、鉢植えなどとして楽しむことが出来ます。

ナデシコ類を総称して、ダイアンサスと呼ぶことがありますが、これはギリシャ語で「神の花」を意味しています。またナデシコとはなでたくなる子という意味で、愛らしい花の様子を表しています。




<投稿者 片桐義子>