
本日、ご紹介させていただくのは、埼玉県ことぶき園芸さんのジャドールです。
ことぶき園芸さんから現在、4寸の出荷が始まっておりますが、非常に株のしまった4寸らしからぬ、しっかりとした株に仕上がっております。
ちなみにジャドールという品種は、昨年より出荷が始まった新しい品種のポインセチアなのですが、これとよく似た品種を皆様はご存じかと思います。
16年前から出荷が始まっているプリンセチアと見た目が非常に似ております。
本日はその違いを簡単にご紹介させていただきます。
まず決定的な違いは育種会社の違いです。ジャドールは、オランダの育種会社、デュメンオレンジが生み出した、新品種のポインセチアです。
一方、プリンセチアは、サントリーがポインセチアを品種改良して作られた、株全体に苞が広がる小ぶりで可愛らしい品種で、ここ近年は八重咲・斑入りといった色や形のバリエーション多い汎用性の高い品種です。
このジャドールの特徴は、一般的なポインセチアに比べて苞(ほう)、つまり色づく部分が非常によく分枝し、一つ一つが大きいことです。
分枝がしやすいので、ボリューム感のある株になりやすい特徴があります。
また、生産者さんにとって嬉しい特長が、その「作りやすさ」でもあります。分枝性に優れているため、作り手のこだわり方にもよりますが比較的全体のバランスの良い株に仕上がります。
寒さにも比較的強く、お客様の手に渡った後のご家庭での管理も楽で長持ちしやすいというメリットも兼ね備えています。
もちろん、プリンセチアも15年以上生産され続けている苞全体がコンパクトで株の上面にたくさん花をつける華やかさが魅力的な素晴らしい品種です。
この機会にぜひ2つのポインセチアをご利用していただき、お好みのポインセチアを見つけていただければと思います。
ご利用よろしくお願いいたします。

投稿者:石田

