るもい農協の花

今日の市場

本日はるもい農協の花をご紹介致します。

るもい農協は1輪仕立てのトルコキキョウを中心にアスター・スターチスなど様々な品目を生産してます。

ですが正直なところ、1輪のトルコより3輪以上ついたボリュームのあるトルコのほうが欲しいというのが本音だと思います。 ではなぜ留萌が1輪のトルコを作るのか簡単にご紹介させてください。

3輪以上のトルコキキョウを生産するために、生産者はたくさん出てくる花芽をハウスの中で摘み、輪数を増やします。
この作業は残す蕾を選ぶのに経験を要するので誰でもできる作業ではなく、熟練の作業者が必要になります。また、コストをかけ輪数を増やしても病気などで出荷直前に枯れてしまうというリスクがありました。こういった生産背景からトルコキキョウを生産量は年々減少傾向になっております。

1輪仕立てのトルコは頂花のみを残すため、誰でも芽整理でき、より多く数量を作ることでができます。また作業時間が軽減されることからトルコ以外の品目にも挑戦する時間ができ、トルコ生産者がアスターやスターチスなど別の品目も生産できるようになりました。これにより病気により収入がなくなるリスクも軽減できます。

こういった背景から、るもい農協は1輪仕立てのトルコキキョウ生産を始めました。
また、1輪仕立てにすることでより花も大きくなり、立体的でしっかりとフリンジのある状態の良い花になります。
8月から10月上旬まで安定して出荷が続く見込みとなっております。
まだまだ発展途中の産地ですので、皆さまからのご意見も頂戴したく存じます。
るもいの花をどうぞよろしくお願い致します。


投稿者:西村