入社25年、これからの10年に向けた新たな挑戦

営業本部 仕入担当 芳垣さん
- Q.入社25年とのことですが、まずはこれまでのご経歴について教えてください。
- はい、私は入社してから今年でちょうど25年になります。会社人生のほとんどを大田花きで過ごしてきました。これまで本当に多くの経験をさせていただきましたが、今また、新たな挑戦の時期に差し掛かっていると感じています。まだまだ挑戦し続けたいと思っています。そしてその先に、皆さまに喜んでいただけるような、価値ある花を届けたいという気持ちは変わりません。
- Q.新社長が就任し、社内の雰囲気に変化はありましたか?
- 劇的に何かが変わったというわけではありませんが、「変わるために考え続けること」「自分自身の目標を持つこと」を社員一人ひとりが強く意識するようになりました。社長が変わっても、大田花きの「フェアであること」という精神は変わっていません。誠実に働く姿勢を大切にしています。
- Q.現在の課題や、取り組んでいることについて教えてください。
- 今、生産面では非常に厳しい状況が続いています。諸経費の上昇、天候の不安定さ……さまざまな要因が影響しています。その中で「どうすれば再生産に繋がるか」「どうすれば生産者さまの役に立てるか」は、常に自分の中で課題として持っています。
特に日本の花の生産者の多くは個人農家さんです。その分、個性を活かした販売に繋げやすい一方で、効率化も求められます。農協が持つ徹底されたシステムと、個選の柔軟さ、それぞれの強みを活かしながら、国産品の数量維持・向上を目指しています。最近は白菊のプロジェクトも進めています。白菊は消費が減少傾向にありますが、夏場でも長持ちする花であり、非常に力強い一面を持っています。その価値を改めて発信し、菊の可能性を広げていきたいと考えています。
- Q.生産者の方々へのメッセージがあればお願いします。
- 今の環境では、理想通りのものを作るのが非常に難しくなっています。それでも、生産者の皆さんには挑戦を続けてほしいと思っています。そして私たちは、そんな皆さんを全力でサポートしていきたい。最終的には、花を求めてくださるお客さまにとって「今できるベストな花」を届けることが、私たちの使命だと感じています。
- Q.最後に、今後の目標を教えてください。
- これからも会社と共に成長しながら、価値ある花を通じて皆さまとつながり続けていきたいです。変化の時代ではありますが、誠実に、そして前向きに。一歩一歩、挑戦を重ねていきます。