専門店のお客様へ、生産者の魅力を伝えられるようにしたい

営業本部 販売(専門店)担当 榎本さん
- Q.なぜこの会社に入社されたのですか?
- 実家が農家だったので、小さい頃から畑や作業の大変さを身近に感じてきました。だから「生産者さんの力になれる仕事がしたい」と思っていました。
正直、進路に迷った時期もあって、学生時代は造園を学び、公園づくりの道も考えました。でも、「暮らしの中で身近に花と関わる仕事がしたい」という気持ちがだんだん強くなり、この会社に入ることを決めました。
- Q.現在の業務内容と、心がけていることは?
- 市場で、買参人の方に花材をご提案しています。
ただ「買っていただく」だけではなく、「こんな花もありますよ」と一歩先のご提案をすることを大事にしています。…といっても、まだまだ知識不足で、「この花の魅力をうまく説明できなかったな」と反省する日もあります。
でも、だからこそもっと勉強して、生産者さんの想いを正しく伝えられるようになりたいと思っています。
- Q.「ただの通過点じゃない」という言葉をどう捉えていますか?
- 農家さんは毎日、一生懸命に花を育てています。でも、一人で新しい取引先を見つけたり、販路を広げるのは難しいことだと思います。
だから市場があるんだと思います。 売買を成立させる商流、花を集めて届ける物流、代金をきちんとやり取りする資金流、そして産地やトレンドの情報を伝える情報流。そうした役割を通じて、市場は「ただ花を通すだけ」ではなく、花に込められた想いや努力を、次の人へつないでいける場所だと感じます。
単なる通過点じゃなくて、想いや努力をつなぐ“場所”なんだと感じます。
- Q.やりがいを感じる瞬間は?
- 自分が提案した花材が、お客様のお店で素敵に飾られていたり、「この花、喜ばれたよ」と教えていただけたときは本当に嬉しいです。
産地の方が育てた花が、消費者の笑顔につながる――その流れの中に少しでも関われていることに、大きなやりがいを感じます。
- Q.最後に、お取引先の皆様へ。
- いつも本当にありがとうございます。至らない点も多いですが、皆様に支えていただいて、ここまでやってこられました。
これからも一生懸命に、そして丁寧に向き合ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。