産地ウンチク探検隊 生産者が語る花に対する熱き思いをご紹介します。

2022年06月20日

Vol.137 高坂園芸(高坂直樹)様:千葉県 球根切花


令和4年度初のウンチク探検隊で降り立ったのは茂原駅!

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ここ↓
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茂原(もばら)といえば、某有名タレントの「ゆ●こりん」が生まれた所という噂が巷でスタンダードとなっていますが、確かゆ●こりんはコリン星からやってきたのではなかったか。茂原ってコリン星っぽい特殊な雰囲気に包まれているのかな。
と思い、念のため登山用の酸素ボンベも用意して、QR_221232

だいぶ緊張して駅前に出てみると・・・
意外に駅前フツーじゃん。
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学習塾があって銀行があってコンビニがあって、空も美しい。
空気もおいしい。普通に呼吸できる!
よかった。フツーに地球であった。取材続行!

ということで今回伺いましたのは、茂原市で球根切花を中心に生産出荷される高坂(こうさか)園芸様。
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高坂さんを訪問する前に茂原についてプチ情報。

★茂原ってこんなとこ <その1>
いやすごいよ。茂原は天然ガス生産量日本一の資源都市!
明治24年に醤油醸造業者である山崎屋太田卯八郎氏によって南関東ガス田が発見され、近代産業が発展。茂原市の天然ガス埋蔵量は年間生産量に換算すると600年分にもなるのだとかฅ(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)

★茂原ってこんなとこ <その2>
茂原を支える産業は何といっても農業。
その中でも盛んなのは水稲とネギ。
参考情報(農林水産省「市町村の姿 グラフと統計でみる農林水産業 茂原市」) 農林水産省のデータ↑を見ても、野菜の中でネギ生産の経営体数がけた違いに多いことがお分かりいただけると思います。

★「茂原」って「藻原」からきているらしいよ <その3>
「もばら」の名は、平安時代に貴族の藤原黒麻呂によって開かれた荘園「藻原荘」に由来しているのだそう。湿地が多く藻がうっそうと生えていたことから、「藻原」と呼ばれ江戸時代に茂原の表記に変わったのだそう。
そうか、茂原は藻の原で、藤原の荘園だったのです!

★茂原ってこんなとこ <その4>
コリン星から来たっていう茂原出身の某有名タレントさんにとって、茂原はこんな風に見えていたのかもしれない↓茂原市駅前で撮影
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※実はこれは七夕の街茂原に因んでデザインされたものと思われます。茂原の七夕は関東三大七夕祭りの1つに挙げられ、駅前で撮影した巨大な黄色いオブジェも七夕にちなんだものと思われます。2022年の七夕祭りは中止だそうです。


【高坂園芸様 基本情報】
生産品目数:アリウムなど球根植物を中心に11品目、ちょっと変わった品種や全国でも生産している方があまり多くない品種が特徴です。
生産面積:露地約3,000坪+ハウス約1,000坪強
合計で約13,300平米≒50メートルプール8個分なイメージ
労働力:高坂政敏さんご夫妻、ご子息の直樹さんご夫妻、パートさん1人の総勢5人
※現在、大田花きでのご出荷名は「高坂 直樹」様です。


【主な生産品目】
アリウムを中心とした切花球根植物(サマードラマー、スコルドン、シルバースプリング、ツルバキア、ダイアモンドリリー、クリスタルリリー、チューベローズなど)のほかにイキシア、ペニセタム(チカラシバ)グリーンスケール(コバンソウ)など、イネ科のグラミネ類


★きっかけは“青い花”
高坂園芸さまは2019年のフラワーオブザイヤーOTAでは、イキシアのアクアマリンで優秀賞をご受賞。
詳細はこちら

表彰式の様子↓2019年12月
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そう、高坂園芸様はフラオタ受賞歴もお持ちで実績のある大変素晴らしい生産者様なのです。

受賞された際にいただいた高坂さんの畑一面に広がるアクアマリンの様子がこちら。
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ぅんわッ!Σ(oдΟ;) Σ(oдΟ;) Σ(oдΟ;)


こ、この一面の水色畑、すごいですね!!!

イキシアと伺っていなかったら分からなかったくらいの神秘的な青。
水色の絵の具で塗られたかのような発色です。
この素晴らしい写真を見せてくださったのは、高坂園芸二代目の高坂直樹さん。
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今日はこの一面のイキシアを拝見できるのでしょうか??
高坂園芸二代目の高坂直樹さんに伺ってみますと・・・


「ないよ」

(;゚д゚)ェ…

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「もう今期は出荷終わりです」

ですよねー( ´・д・;)
イキシア・アクアマリンは5月の出荷です。
それにしても一面のアクアマリン、すごいですね。畑で咲いているということは、この時は出荷しなかったのですか?

「作り始めた初期のころの写真でね、色目を確認するために全部咲かせたんだよ」
オランダの一面に広がるチューリップ畑みたいなイメージでしょうかね。色目の確認のためですものね。
では、今はどのような品目をご出荷されているのですか?

「アリウムのサマードラマーだよ」
とお父様の高坂政敏さんと一緒にご案内いただいたのがこちらのサマードラマーの畑。



じゃじゃーーーん!
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これまたサマードラマーの紫色が神秘的に浮き上がります。サマードラマーは熊本県や福井県からもご出荷がありますが、高坂さんのシェアが大きく、このような光景は全国でも高坂さんのところでしかお目にかかれない大変希少な光景なのです。風にゆらゆら揺れて、なんだか幻想的。

「少し強めの風が吹くときなどは、一斉にゆ~っくり揺れるから、なんだか海の底にいるような雰囲気になるよ」

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サマードラマーは若いうちは宇宙人を思わせるようなキャップを被っていて、
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ご注文によってこのキャップ付きで出荷することもあれば、
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キャップを外したばかりのグリーンボールの状態で出荷することもありますし、
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あるいははキャップを外して日照を浴びると紫色に変化するので、紫色のボールの状態で出荷することもあります。
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つまり3パターンあるということです。日照浴びない部分はグリーンのままなので、例えばこんな感じでグリーンが残っているところは、日があまり当たらなかったことを示しています。

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キャップが付いているうちにお絵描きして、こんな遊びができるの生産者さんならではでしょうか。
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表彰式にお越しくださった高坂政敏さん。
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風にゆらゆら大きく揺れているから、茎は柔らかいのかと思いきや、触らせていただくと意外なほど堅い!
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水泳選手を思わせる「しなやかマッチョ」な感じ(←個人的印象です)。
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この堅いの1本1本ハサミで収穫してくのだそうで、その堅さは私だったらすぐに手首の腱鞘炎になりそうなくらいです。

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「なにより、切ったときにこの茎から出る樹液がすごいんだ (; -y-)ツ」

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すごいって?ドンナカンジ?

「ニンニクの匂い。樹液をなめるとニンニクそのもの」

ウフッ(。-∀-。)←ニンニク好き♪←興味湧いてきた。
そう、ニンニクの学名はAllium、サマードラマーのそれもAllium、同じ属名。ニンニクの香りがするのももっともですね。

「舐めてみる?」

ウフウフッ(。-∀-。)イインデスカ??←許可をいただければすぐにでも!
高坂さんが茎を切ってくださいました。
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アリウム・サマードラマーの切り口から出てくる透明な樹液を舐めさせていただきますと・・・
ドレドレ(*•؎ •)ペロ♡‎



なんだかめちゃアリシンッ!

※1 アリシン:ニンニクなどに含まれる香気成分。

※2 サマードラマーは観賞用の花きなので、よい子のみんなは舐めないでね( ㆆ-ㆆ)و✧.!


★地球に植える型
高坂さんが手がけるのはあまり人が作らないような品種。以前は海外の珍しい球根から切花を生産することもありましたが、現在は自然交雑から生まれたものに目をつけ増やしていくパターンが多いのだとか。そういえば青いイキシア・アクアマリンもこぼれたタネから青い花が咲いて、それを増やしていったとおっしゃっていましたね。
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「そう、これからは日本の原種のアリウムを出荷したいと思っているの。例えばアサツキなんかも日本原産のネギの一種。学名をスコエノプラスム(Allium schoenoprasum;別名チャイブ、蝦夷ネギ)っていって日本の原種なんだ。こういうのも交配すればおもしろいものになる。
日本の畦道にすらおもしろいものがあってね、最近はアオカモジ草が自然交雑しているみたいなんだよ」

と畔に生えている、ウン探レベルの凡人には雑草にしか見えないアオカモジ草を手に取ってまじまじを見つめる高坂さん。
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ふとちょっと違う品種を目にすることがあるみたいです。フツーそんなの気づかないものだと思うのですが。
ペニセタム(pennisetum;チカラシバ属)などを生産している中で変異が出て、それを見逃さずにキャッチして増やしていくことで、高坂さんのオリジナルができていくということなんですね。
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そしてもう一つは、高坂さんはどのようなものでもすべて地植えするのが特徴です。
「これはダイアモンドリリー」
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ダイヤモンドリリー?え?
どこにもありませんが・・・ていうか、むしろスギナ(◎_◎)?

「その下に球根があるんだよ。今の時期は芽が出ていないからね」

ダイアモンドリリーといえば、以前東京の清瀬で育種生産されている横山園芸様にお邪魔したときはポットで生産していたような記憶がうっすら。(その時のウン探記事はこちら)

「普通はポットで生産するんだよ。
日本では地植えすると球根は腐ってしまう。でもわたしは地面に植えるんだ。地球に植える型にこだわっているんだよ」
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“地球に植える型”を選ぶのはなぜですか?
生育がいいから。丈も採れるし」
腐らないのですか?

「腐る。
実際には8割腐る」

(☆>3<)えーーーーーーー!!
そんなに?それでも尚、高坂さんはすべての品目で地球に植える型に拘って生産しています。
ほかに地球に植える型農法で生産されているものはこちら。
アリウム・スコルドンAllium scordon
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スコルドン!恐竜の名前ではありません。
姿からわかるようにこちらも観賞用のネギです。茎がくるくると曲がって、まるで首の長い草食恐竜を思わせますが、スコルドンの名前は「ニンニク」の意味に由来しています。
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「首(茎)がU字になっているけど、これは自然になる性質なんだよ。若いうちはもっとクルクルして、大きくなるとだんだんクルクルが少なくなっていく。クルクルが多い方が使い手からすると面白いでしょ。だから若いうちに70cmくらいで出荷するんだよ」
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「こちらがチューベローズ
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「これはツルバキア
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透明感があって、めちゃくちゃきれい!吸い込まれそうなくらい美しいわ~(゚・゚* ホレボレ
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ん?なんか結構咲いちゃっている??ウン探が取材にお邪魔してしまったことで、収穫のタイミングを逃してしまったか??(>人<)そんなことだったら不本意にもすみません!!(>人<;)

「違うよ。これはあえて3輪以上咲かせるんだよ。そのくらい咲かないと、花首が固まらないから水が上がらずツボミのまま首折れを起こしちゃう。
花はたくさんついていてあとからどんどん咲いてくるから問題なし。最低でも3輪咲かせることで花首がしっかり立って、長く楽しむことができる。だから咲きすぎではないんだよ」
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こういうことを知らないとつい「咲きすぎで困るわ」とおっしゃる方も?でもこれはみなさまが本来の花の価値を長く楽しんでいただくためにあえて開花させて出荷しています。よく日持ちもする花です。

花はありませんがこれはパイナップルリリー
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「いっぱい作っていたんだけどね、パイナップルリリーは重いから、作業上負担が大きくて、ちょっと減らしているの。減らしてツルバキアを増やしているんだよ」

アリアムのシルバースプリング。出荷終了でドライになっていますが。
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こちらはピンクのコバンソウ(グリーンスケール)。「小判」の部分がピンク色で、葉も斑入り。はじめてお目にかかりました!写真が上手に撮れていませんが、めちゃピンクで、ピンクグラデーションのかわいいネイルみたいです。
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そしてこの辺が青いチカラシバ
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「新しい品種は自分で探すの。見つけるためにいつもセンサーが動いているんだ。そして新しいものを見つけたら植物生理をみるために3年間、畑で観察するんだよ。出荷が始まったら、そのまま何年据え置きできるのかを同時に見る。何年目に掘り上げるのがいいのかというのも観察しながら生産していくんだよ」
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ご自身で試行錯誤しながら生理を研究されて作りこなすのですね。
一方で、珍しがられて悪性近在住民から盗難に遭うこともあるのだとか(-.-;

「でもね珍しすぎて、栽培しているのはうちしかないでしょ。だからほかの誰かが育てていたらうちの球根だってすぐわかる。“盗みました”って表示しているようなものなんだよ。
珍しいだけに生産も難しいしね。あまりにもいろいろ持って行かれるから、”作れるものなら作ってみろ~”って、泥棒向けに看板を立てたこともあるよ(笑)」
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だいぶイレギュラーな対抗措置ですね!!ユニークなものを露地生産されるお悩みは、それだけ深いということなのでしょう。


★自然農業の実践
圃場を歩かせていただくと、土がふかふかとしてとても柔らかいんです。
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でも足が沈むわけではない。とても団粒構造に富み、足の裏からとても土に力がある感じが伝わってきます。
何か肥料を入れたり特別な管理をしていらっしゃるのですか?

「何もしていないよ。自然界の草を有機質に使うんだ」

冬場に枯れた雑草がそのまま有機肥料になっていくということですね。

「地球に植える型」の高坂さんの選択は、遺伝子の発現を促し、植物の本来の力を引き出す方法です。植物が本来持つ抵抗性を上げて栽培しているというわけです。さらには、土壌に使う有機肥料はそこに生えている雑草を植物性の堆肥として活用。
そこにある雑草を堆肥にして還すことが、その土に必要な栄養を補うことにつながるのです。そして微量栄養素や微生物の黄金バランスを作っていく。 生態系も豊かに維持していく。高坂園芸さまは「地球に植える型」でまさにSDGsを実現しているのです。
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【高坂園芸様の格言】

・「地球に植える型」×自然農法で植物の力を引き出し、SDGsを実現せよ!

・ほかの誰も作らないオリジナル品目品種で近隣からの盗難を防げ!
 そして、ご自身は市場関係者の心を盗んじゃう!って作戦

・身近なところに宝あり。
 これからは国内の遺伝資源に注目せよ!
 日頃の生活圏に変異で面白いものが存在するもの。
 散歩の時も車に乗っているときも、常にレーダーを立ち上げ、自然界をスキャニングして勝負の一株をゲットせよ!


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さて、最後に高坂さんのお話を伺い、「高坂政敏さん’S HISTORY」をウン探的解釈を行った上で「多分こうだったんじゃないか劇場」としてまとめました。

●秋田県大館市で生まれた高坂政敏少年は、自然豊かな大地で優しくのびのびとした青年に育つ。幼いころからとても手先が器用で、細かい仕事が得意であった。
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●立派に育った政敏青年は茨城の優良企業に就職する。大企業であちこちに支店があり、茂原に出向になる。
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●28歳のときご自身のさまざまお考えから「この仕事を継続するのはちょいと厳しいな」と脱サラ。そのまま茂原の地で農業をやろうと決意。

●花壇苗の生産から始めて、鉢物、切花栽培などを手掛ける。もともとの几帳面な性格や手先の器用さが手伝い、当初より良いものを作り出荷する。

●あるとき、茂原のすぐ隣の白子町に住む伝説の園芸仙人Sさんと運命的な出会いを果たし、S仙人に師事する。
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●S仙人が球根の大先生であったことから高坂さんも球根を作るようになり、ご自身の幅を広げていく。理解が早く、仕事が上手な高坂さんは、S仙人の信頼を得て、せっせと球根に関する知識とノウハウを吸収し球根の道にハマっていく。

●S仙人との出会いをきっかけに、さらに多くの知己を得ることになる。
 ある日、全国でもナンバーワンと目されるC大学のA先生とS仙人に、
「おい、ブラジルに行くぞ!」
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と言われ、高額な渡航費用もなんのその、銭湯に行くかの如く二つ返事でブラジルにプラントハントに出かける。
S仙人に「ブラジルでは沼に入るぞ」と言われ、通常なら長靴を持参するであろうところ、器用な高坂さんは発泡スチロールの自作草履を持参。銭湯に行くかの如く出かけた先で待っていたのは、秘境における自然との戦闘であった。

●ブラジルなど各地で新種や珍種を見つけるトレーニングを重ね、プラントハンターとしての野生の勘が研ぎ澄まされていく。

●日本に帰ってきてからも常に自然界に自分レーダーを張り、ちょっと変わった植物にモーレツに反応し、珍しいものを増やしていく。

●ある日、タイ王国に出かけた師匠S仙人の様子がこのところどうもおかしいと気づく。
どうやらタイに永住するらしい。

「コーサカクン、ワシはタイで園芸文化に従事する。タイからも応援するが、日本の球根栽培は君に任せた!」
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と突如免許皆伝、独立を果たす。

●さらなる独学を重ね、現在に至る。

ウン探の妄想終了。

そのヒストリーがあって高坂園芸のみなさまがいらっしゃるのではないかと勝手に想像しています(*^-^*)
両脇のお二人が高坂政敏さん・順子さんご夫妻、中央のお二人が直樹さん・ゆかさんご夫妻。
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政敏さんの荒技「サマードラマー突き~!」エイッ!
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高坂園芸様の圃場はまさに「高坂WORLD」!高坂さんは優れたアンテナで変異に敏感。日本の畔道からでさえも珍しいものを見つけては増やして、ほかの人が持っていないものを栽培することで独自性を出す至宝級の園芸家だったのです。

宝物はスグソコに。

これからも高坂園芸様の商品にご注目ください。

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文責:ないとういくこ@大田花き花の生活研究所