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2018年08月31日

西洋マツムシソウ(スカビオサ)~連帯感を育む花~

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9月の花 西洋マツムシソウ(スカビオサ)
花言葉 不思議な魅力
連帯感を育む花

子供たちにとって楽しかった夏休みが終わり、二学期が始まった学校もあります。休み中、終日、家事に追われ、ホッと一息ついているお母さんもいるのでは・・・。少しのんびりして夏の疲れを解消し、いつものすてきな笑顔で家族を見守ってほしいものです。

さて今月の花は西洋マツムシソウ(スカビオサ)です。
秋の花は、風になびきながら咲く花が多いように感じますが、高原を淡青紫色に染めて咲くマツムシソウもそのひとつですね。かつて仕事に追われ、忙しい毎日を送っていた友人が「日本原産のマツムシソウの素朴な美しさ、個性的な花姿は、とても気持ちを落ち着かせてくれるわ」と話してくれたことがあります。マツムシソウの花色と、楚々とした中にも野生的な花姿が、落ち着きと共に郷愁を呼び覚ましてくれたのでしょう。

マツムシソウと比べて、西洋マツムシソウ(スカビオサ)はヨーロッパ西部原産で、わが国へは、明治初期に改良されたものが伝わりました。花色も淡紫、白、ピンク、赤色と多彩で華やかなイメージです。園芸品種も多く、最近は特にアレンジや花束などの需要が広がっているようです。

西洋マツムシソウは、どんな花とも協調し合える柔らかさと、しかも自分を見失わない不思議な個性と魅力を備えています。さらに最後の小さなつぼみまで開花する強い生命力を持っています。やさしい花色と躍動感のある花姿が働く人や家族の心をとらえ、無言の花の力が思わぬパワーを発揮し、話題を提供してくれることでしょう。忙しすぎて社内の雰囲気がギクシャクしている、家族の会話が少し減っていると感じたときに飾りたい花です。余分な葉は取り、水切りをして、すっきりと花瓶に活けてみましょう。ピンク色のカーネーションなどを数本加えると、より柔らかさが増します。

別名のピンクッション・フラワーは、花が咲くと半球状に盛り上がった部分が針山に似ていることから名づけられたといいます。


<投稿者 片桐義子>