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2017年09月29日

ムラサキシキブ~いらいら解消に~

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10月の花 ムラサキシキブ
花言葉 聡明
いらいら解消に

家路につく体に、冷気の混じった風がいつもよりつらく感じられます。「家についたらあたたかい飲み物でも・・」と思いながら、ふと通りすがりの家の庭木に目がとまりました。外灯に照らされたその庭木を、目を凝らしてよく見るとムラサキシキブでした。たわわに実った紫色の実になぜか心ひかれ、しばし観賞しているうちに、とても気持ちが落ちつき、いらいらが和らぎ、温かい気分になってきました。輝きを増した小さな実物は、体のどこかに残っていた夏の疲れや、さきほどまで胸の隅にたまっていた不満を、一気にふきとばしてくれたようです。

ムラサキシキブは、この実の美しさが源氏物語の作者である紫式部を連想させ、その名がつけられたといわれる落葉低木です。材は強く丈夫で、箸や傘の柄や木炭などにも使われる生活に密着した植物でもあります。英名で、ジャパニーズ・ビューティ・ベリー「日本の美しい果実」とも呼ばれ、海外にも紹介されています。

6~7月頃、かすかな香りがする小さな淡紫の花を咲かせ、その後球状の果実をつけ、紫色に色づきます。紫色の果実の色は代表的な陰の色。精神的な疲れや緊張、高ぶった感情などを鎮静し、自律神経のバランスを整え、血圧の安定に効果的です。さらに利点として果実が小さく、形が球状であることが、いらいらした気持ちを早く静めてくれるのに役立ちます。職場や家庭などでささいなミスを許せず激怒したときなどは、気分が悪く、血圧が上がり気味になりますが、そのようなときは、居間などに一枝飾り、熱いお茶でも飲みながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。心が落ち着くのを実感できるでしょう。

知性あふれる紫式部の人柄をしのばせてか、花言葉も「聡明」とつけられています。

<投稿者 片桐義子>