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2019年04月29日

ハナショウブ~晴れやかな気持ちに~

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5月の花 ハナショウブ
花言葉 優しい心
晴れやかな気持ちに

今年の5月は、いつもの5月とは違い、元号が平成から令和に変わります。過ぎ行く時代を振り返りながら、新しいスタートラインに立ち、進みます。令和の日々が明るい日々になりますよう、心から期待しています。

5月6日は暦の上では立夏。桜前線が北上し、今は東北、北海道が見ごろと聞いております。あたりは色づき、新緑が一段と濃くなっています。我が家の近辺では、ハナミズキが道行く人々の目を楽しませてくれています。ハナミズキは、東京市長を務めた尾崎行雄氏が、ワシントンにサクラを贈ったお礼に贈られた花木で、近年は庭木や街路樹として需要が増えています。花弁に見えるのは葉が変化した苞(ほう)。ピンク色や白色の苞から伝わる優しさに緊張感がほぐれます。

今月の花は、わが国で園芸化した代表的な花のひとつであり、ジャパニーズアイリスとも呼ばれているハナショウブです。ハナショウブは江戸時代以降、野生のノハナショウブを原種とし、盛んに品種改良が重ねられ、紫、白、藤色などの多彩な花色と大きな花を咲かせる品種が誕生しました。花弁の基部に黄斑があり、葉の主脈が隆起しています。のびやかで、スラッとしており、見ているだけで晴れやかな気持ちになります。

この時期、新生活に慣れつつも、こんなはずではなかったと弱気になりかかっている人や、日毎に仕事量が増え、ストレスがたまるばかりと嘆いている人にパワーを与えてくれる花としておすすめします。加えて紫や白、藤色などの花色は神経を安定させる作用が期待でき、イライラや興奮状態を静め、落ち着いた気持ちになれることでしょう。落ち込みが激しいときは、黄色など明るい花色をおすすめします。リビングなどに2~3本飾ってみましょう。

ところで同じアヤメ科のアヤメ、カキツバタは、一目見ただけではなかなか見分けるのが難しいものです。ここでは咲いている場所をポイントに述べてみましょう。アヤメは乾燥地、カキツバタは湿地に咲き、ハナショウブは乾燥地にも、湿地にもどちらにも咲きます。さておなじみの端午の節句につきもののショウブですが、アヤメ科ではなく全く別種のサトイモ科です。初夏、水辺に咲き黄緑色の花穂をつけます。それぞれの花が咲く頃、花をめでる旅に出かけてみるのも気分転換に最適です。


<投稿者 片桐義子>