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2020年07月31日

デルフィニウム~夏の心の安定剤~

therapy_202008

8月の花 デルフィニウム
花言葉 上品な
夏の心の安定剤

暦の上では、8月7日に立秋を迎えます。立秋とは名ばかりで、残暑が厳しい頃です。7月は晴れの日が少なく、青空が見えたのは確か2日位ではなかったかと思います。雨の日が多く、九州や東北地方では大きな被害が出てしまいました。新型コロナ感染が全国に広がっているなか、被害にあわれた方々には、心からお見舞い申し上げます。都内でも、コロナ対策をしながら、暑さとも戦っていかなければなりません。

昨年の夏の日のことです。用事を終えて、外出先から家路を急いでいました。 と、隣家の庭に咲いているデルフィニウムが目に入りました。一瞬、足が止まり、その花のさわやかさに見とれてしまったのです。草丈は八十センチくらい、スカイブルーやコバルトブルーの花色、細かな緑の葉とのコントラストの美しさが、日中の厳しい暑さを忘れさせ、ホッとする清涼感を与えてくれました。そして、先ほどまでの体の暑さが静かに引いていくのを実感しました。 あのとき以来、暑さが苦手な私にとって、デルフィニウムとの出会いが夏の到来の楽しみの一つとなり、心の安定剤になりました。

デルフィニウムのような寒色系の「陰の花」には、高ぶった気持ちを鎮静させてくれる効果が期待できそうです。 デルフィニウムは花の背丈が高いので一本で十分。花枝を分け、ガラスの器にこんもりとした感じに生け、デスクや玄関に飾って下さい。水につかる部分の花は取り除き、その花はお皿などに浮かべ、食卓に飾ってみましょう。

デルフィニウムとはギリシア語でイルカを意味し、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなどが原産地です。 八重咲きの大輪花をつけるジャイアントパシフィック系、花を小さくしたリトル系、分枝するベラドンナ系などに大別され、花弁に見えるのはガクで、その中心に盛り上がっているのが花弁です。 近縁の花にラクスパーがありますが、デルフィニウムがないときはこれに代えることができ、同様の効果が期待できます。

夏の暑さは、体の「陽の気」を増え続け、熱がたまり、うまく発散しないとオーバーヒートし、動悸やイライラの原因になりかねません。 これからの季節、花を飾るときは、熱気を静め、清涼感を与えてくれる白色や青色系の花を中心に選ばれるとよいでしょう。



<投稿者 片桐義子>